正活絹(せいかつけん) 冷えとり靴下

正活絹とは

ABOUT

平成元年創業のJNが製造する重ね履き靴下、
および冷えとり健康法関連の商標製品です。

冷えとり健康法は、医師の進藤義晴先生が発案されました。“頭寒足熱”を基本とし、万病の元である“冷え”をとることで、自身の自然治癒力を高める健康法です。
冷えやすい下半身を温めるためには、半身浴や足湯が最も効果的とされていますが、普段の生活でも同じような状態を保てるようにと、靴下を重ねて履く方法を進藤先生がご考案されました。

冷えとり健康法を、最大限にサポートします。

靴下や肌着の観点から「冷えとり健康法を最大限にサポートする製品」として、進藤先生と当社の共同開発により誕生した正活絹。素材には、絹・綿・羊毛などの天然素材を使用しています。
これは、冷えとり健康法の「肌に近い衣服には、天然の素材を身に付けることが望ましい」という考えに基づいています。天然素材の中でも、特に絹には俳毒の作用があるとされていることから、地肌に身に着けることを推奨しています。反対に、化学繊維は俳毒を妨げ、不快な暑苦しさを感じる原因にもなると考えられています。
排毒は身体の“節”から、足でいうと特に指の間からよくされますので、5本指の靴下をおすすめしています。

共同開発エピソード

正活絹の冷えとり靴下の開発が行われたのは1980年代。
開業医の傍ら、患者に冷えとり健康法による治療を施されていた進藤義晴先生は、冷えとり健康法に理想的な靴下を日々探していらっしゃいました。
指靴下といえば綿製の軍足でしたが、冷えとりに最適な絹の靴下は当時、高価な正装用の紳士ものしかなく、まして5本指などありませんでした。
自分で作るしかないと考えた進藤義晴先生は、とあるご縁で知り合った当社の代表にご相談いただきました。
当社がある地方では、その昔から繊維の街として栄え、当時はまだ多くの機屋(はたや)や職人が残っていました。
進藤先生の理想とする冷えとり靴下は、ゴムなどの化繊を使用せず、糸の種類、太さや編みの度目に至るまで詳細で、当時の靴下製造においてすべて規格外でした。
そこで、当時の代表は様々な繊維商を巡り、機械メーカーや知り合いの職人の協力も得て、進藤先生と何度も試行錯誤を繰り返しながら、ようやく最高の冷えとり靴下の製造に成功しました。
冷えとり靴下を作る我々も日々、冷えとりを行っており、進藤先生も正活絹をご愛用頂いています。
 
JNは1989年に創業を迎え、これまでもこれからも、当時と変わらない製法で進藤先生の冷えとり靴下を製造していきます。

Origin of SEIKATUKEN正活絹の由来

冷えとりにおいて、
大切なことは
【正しく活きる】こと。

当初、商品名を決めるにあたって
《生活絹》という名前を考案していました。
これをもって進藤先生にご報告に伺ったところ、
「《正活絹》にしてはどうか」とご助言をいただきました。
「冷えとりにおいて、まさに大切なことは【正しく活きる】ことである」
と名前の由来を教えていただきました。

以来、《正活絹》は当社にとって、
とても大切な意味を持つ名前となりました。

Features ofSEIKATUKEN正活絹の特長

進藤義晴先生監修の、
冷えとりに最適な度目と良質な素材を使用。

正活絹は、使用する糸から編み方までを進藤義晴先生にご指導いただいた唯一の冷えとり靴下で、進藤先生がご愛用されている靴下でもあります。その一番の特長は、冷えとりに最適な度目と良質な素材にあります。これは進藤先生の患者様や先生ご自身が実際に履かれ、試行錯誤を重ねて開発されました。
当社の考え方に、「身体にいいものは、肌に触れたときに気持ちよく感じる」というものがあります。お客様から「正活絹を履くと気持ちがいい」と言っていただけるのは、そのためだと考えています。

10枚以上重ねて履いても、
優しくしっかり包み込む履き心地を実現。

正活絹は10枚以上の重ね履きも想定して作られているため、たくさん重ね履きをしても締め付け感がありません。
しかし、“ゆるい”だけではいけません。通常の靴下と比べて、倍の時間と工程をかけてゆっくりと編み上げます。そして独自の製法で、5枚目でも10枚目でも同じように優しくしっかり包み込むような履き心地を実現しています。

職人の経験と勘の息づく、
完全自社生産のこだわり。

正活絹の靴下を編む機械は、原糸の状態やその日の気候によって繊細な調整を行う必要があり、ほんのわずかでも調整がずれると不良品が発生してしまいます。
機械の調整を行うには職人の経験と勘が欠かせない上、片時も機械から離れることができません。
正活絹の冷えとり靴下を作るのは大変難しく生産効率も悪いため、大量生産はできませんが、「冷えとりをされる方に、本当にいいものをお届けしたい」想いから、完全自社生産にこだわって作っています。

正活絹の冷えとり靴下は、編み目があまり綺麗ではありません。素材の特性を活かし、冷えとり靴下に最も適した編み方をしているため、正活絹をはじめて手に取られた方は「不良品ではないか」と思われるかもしれません。
また、天然の素材のため、染色していない製品はロットによって風合いが異なる場合もあります。できましたらその点をご理解いただいて、ご愛顧くださるとこの上ない喜びです。